
日々生活していると「あぁ…疲れたな…」っと思うことは良くありますね。
そんな時に思い浮かべるのが「ニンニクを食べよう!」っと思われる方も
多いかもしれません。私もその一人です(笑)そして今回ご紹介するのは【行者ニンニク】
あまり聞いたことがないニンニクかもしれませんね。行者ニンニクはアイヌネギとも言われており、主に北海道などの東北で作られる野菜です。
そして、昔は万能薬と言われており、薬効として期待が
持たれていた野菜でもあります。そんな行者ニンニクはどんな栄養があり、行者ニンニクとニンニクは何が違うか調べてみました。参考にしてみてください。
もくじ
行者ニンニクの効果効能は?
行者ニンニクはヒガンバナ科ネギ属の多年草です。
その名の通り食べるとニンニクのような風味が感じられ、その臭いの元はニンニクと同じ成分である「アリシン」です。
その含有量はニンニクよりも豊富で、ニンニク同様に疲労回復、抗菌作用、美肌効果などが期待できます。
その他に、血流の正常化や脂肪を燃焼する効果、視力の衰えにも効果がある成分を含んでおり、正に万能野菜といえます。
行者ニンニクは〇〇をすると効果効能を引き上げる!?食べ方、掛け合わせ食材、調理法は?
行者ニンニクに豊富に含まれるアリシン。
その効果の中でも特筆すべきは「ビタミンB1」と結合して体内での吸収率を上げるというものです。
ビタミンB1は疲労回復に重要な栄養で、皮膚や粘膜の健康も助けます。
そのビタミンB1を含む代表的な食品が【豚肉】です。
ビタミンB1は水溶性の為、茹でるなどの調理法だと口に運ぶ前に栄養が溶け出してしまいます。
香味野菜である行者ニンニクと豚肉は相性抜群。焼く・蒸すなどの調理法がおすすめです。
行者ニンニクの効果効能を下げる食べ方、掛け合わせ食材、調理法は?
このように栄養豊富な行者ニンニクですが、だからと言ってあまりにも食べ過ぎは注意です。
アリシンの強力な殺菌効果によりかえって胃が荒れたり、血圧が下がりすぎて貧血になる恐れがあります。
また、アリシンは熱に弱く、水に溶けやすいため、茹でたり長時間の加熱をしない工夫により効率的に栄養を摂る事ができるでしょう。
良質な行者ニンニクの見分け方は!?
行者ニンニクは植え付けから収穫可能なサイズになるまで5年はかかると言われ、
年を越すごとにそのサイズが大きくなります。
その為、茎が太いものほど立派な行者ニンニクと言えます。
年代物である程茎と比例して葉も大きくなりますが、
行者ニンニクの収穫シーズンは葉が開ききると蕾に栄養を取られる為終了になります。
ですから風味豊かな行者ニンニクを味わうには葉が完全に開ききる前のものを選ぶと良いでしょう。
行者ニンニクと普通のニンニクは何が違うの!?
行者ニンニクはニンニクと同じネギ属の多年草ではありますが、
ニンニクは球根を食べる植物で、行者ニンニクは地上部を食します。
「アイヌネギ」という別名の通り、どちらかと言うと葉や茎を食すネギやニラに近いとも言えます。
ですが両者共に食後も残る「ニンニク臭」を含み、食後に気をつけなければいけないのは同じのようです。
疲れた時に食べるのは行者ニンニク?普通のニンニク?
疲労回復に効果のあるアリシンをニンニクより含んでいる行者ニンニク。
疲れたときに是非食べたい食品ではありますが、その旬は4月中旬から6月初旬、ハウス栽培のものを含めても入手する機会は限られます。
一年を通して安定して手に入れることが出来るのはニンニクですが、行者ニンニクは春先の滋養強壮の強い味方として覚えておくと良いでしょう。