
サラダにすると香りとピリッとする辛みで私達を魅了し、
炒めると独特な甘みで口の中を豊かにしてくれます。
もくじ
玉ねぎの効果効能はどんなもの?
玉ねぎといえば、血液サラサラ効果が有名です。
これは、硫化アリルという成分の働きで、脳卒中や動脈硬化の予防につながります。
硫化アリルはビタミンB1の吸収力をアップし、
新陳代謝がよくなることから、老廃物の排出や脂肪の燃焼に有効です。
もう一つ重要な成分がケルセチンです。
ポリフェノールの一種で、抗酸化作用が高く、デトックス効果があります。
また、内臓脂肪の燃焼を助け、脂肪の排出を促し、吸収を抑える効果もあります。
玉ねぎには、オリゴ糖や食物繊維も含まれており、素晴らしい要素がつまっているパワーフードです。
効果効能を引上げる食べ方、掛け合わせ食材、調理法は!?
硫化アリルは細胞が壊され空気に触れると活性化するので、切ってから10分放置しましょう。
多くの成分を活性化させるには、空気に触れる面を増やすように、細かいみじん切りにします。
ドレッシングに混ぜると、辛味や匂いを包み込んでくれます。
ケルセチンは皮に含まれており、可食部にはあまり含まれていません。
しかし、買ってきた玉ねぎの皮をむいて、約1週間日光にあてておくだけで、
ケルセチン含量を4倍に増やすことができます。
また、皮をよく洗って10分間煮だせば、ケルセチン茶のできあがりです。
効果効能を引き下げる食べ方、掛け合わせ食材、調理法は!?
辛みや臭いがきつい玉ねぎ。水にさらすことが多いのではないでしょうか?
しかし、水にさらすと大切な硫化アリルが、溶け出してしまいます。
硫化アリルだけでなく、ビタミンB群やカリウムといった栄養分も溶け出してしまうので、
水ではなく、空気にさらすようにします。
また、硫化アリルには強い殺菌効果があり、
生の玉ねぎの食べ過ぎは、腸内フローラにダメージを与えてしまうので注意が必要です。
玉ねぎでダイエットするなら生食?加熱食?
玉ねぎパワーでダイエットするには、
硫化アリルとケルセチンの2つの成分をうまく取り入れるのが効果的です。
硫化アリルは生食で、細かく刻み空気にあてて有効成分が活性化したところをいただきます。
ケルセチンは加熱食で、日光浴させた玉ねぎを煮込んでスープにすると、
成分がたっぷり溶け込んだ美味しいダイエット食になります。
フランス女性の美しさの秘密は毎日のスープにあるといわれますが、
そのスープには玉ねぎが必ず使われているそうです。
生食と加熱食を組み合わせて、玉ねぎの力を最大限に引き出しましょう。
玉ねぎダイエットで危険な食べ方とは?
ダイエットに効果のある玉ねぎですが、玉ねぎだけ食べていても痩せるわけではありません。
それどころか、食べ過ぎは危険です。
硫化アリルは、別名辛味成分で、刺激や臭いが強いのが特徴です。
過剰に摂取すると、胸やけをおこしたり、ひどい時には胃痛や嘔吐の原因にもなります。
口臭や体臭が強くなることもあります。
ダイエットに効果的なのは、一日あたり50gの玉ねぎを毎日食べることです。
適量の玉ねぎを毎日取り入れて、ヤセ体質を手に入れましょう!
玉ねぎダイエットが向く人向かない人の特徴は!?
玉ねぎは、血液中の余分な脂質や糖を減らしてくれることから、
糖尿病の予防や中性脂肪値を下げる効果も期待できます。
減量するだけでなく、体質も改善して健康体を手に入れたい人には、
玉ねぎダイエットは向いていると思われます。
いいことだらけの玉ねぎですが、
玉ねぎダイエットは毎日少量を食べ続けることが大切です。
有効成分を最大限に活かす調理方法で摂取したいので、
外食が多い人には向かないダイエット方法かもしれません。